国産大豆への挑戦
| 福豊は、15年ほど前おいしい豆腐を作りたいという思いから誕生した豆腐です。 豆腐は、大豆と水とニガリで出来ています。 大豆と水で、豆乳を作るわけですが出来るだけ濃くする方が、味が良くなります。 濃度が濃い豆乳は当然味も濃く、舌に絡むような食感があります。 |  | 
| ところが、豆乳が濃くなるとどろどろになり、ニガリで固めるときにムラが出来やすく、固めるときの作業が難しくなります。 すばやく撹拌し、熟成を長くし、しかもニガリの量の調整が難しい。 | |
| しかも、国産の大豆とアメリカ産の大豆を比較すると国産の大豆はたんぱく質の性質上ニガリの量でうまく固まる範囲が狭くなっています。 それに比べてアメリカ産の大豆は、硬くなるタンパク質が多く、ニガリの許容範囲も広く加工適正がよいのです。 | |
| ところが、国産の大豆は独特な甘みとコクが出ておいしい豆腐が出来ます。 そこで、おいしい豆腐を作るために、より濃い豆乳を使いしかも固まらせる調整が難しい国産大豆に挑戦することにしました。 | 
福豊との出会い
| タマホマレという大豆は、とろとろで豆腐になりませんでした。エンレイという大豆は、豆腐には良いのですが甘みが足りません。業者さんに、無理を言って探し続けて5年。 紹介しても貰ったのが、現在使っているこのフクユタカです。 |  | 
| ところがこのフクユタカも国産ですので、豆腐として固めるのに苦労をしました。 一口にニガリの量と言っても、天候によって豆の浸かり具合が違いますので、ニガリの量も毎日変わってきます。 何度か失敗して、豆乳をたくさん捨てました。 そしてついに適量を見つけ出したのです。今はそれに日々の天候を加味してニガリの量を毎日変えています。 | 
無農薬大豆
| もうひとつこだわりがあります。それは無農薬で誰が作っているかが解るということです。 | |
| 大豆をおろして頂くのは、サントウ商事さんという問屋さんですが、この社長が熱意のある方で、9つの農家をまとめてもらって無農薬の大豆に取り組んでみえます。 私ども生産者にとって、安定的に大豆が供給されないというのが一番困ります。 |  | 
| 大豆をその畑に限定するというのは、安定供給という意味では非常に危険です。 そこで通常は、いろいろなほ場を混ぜて出荷するのが普通です。 | |
| 当然その中には、無農薬でないものもあります。 | |
| 畑も分け、倉庫も分け、流通も分けて管理しなければなりませんので、手間とコストが掛かります。 それでも、安心安全には変えられません。 そんな皆さんの頑張りから誕生したのが、この福豊という豆腐にぴったりの大豆です。 これがおいしい豆腐へのスズカ川北食品のこだわりなのです。 |  | 
がんもどき用の豆腐
| がんもどきの作り方は、豆腐の水を切り具を入れて固めて揚げるものです。 | |
| 私どものがんもどきの作り方は、それとは違い。まずがんもどき用の豆腐を作ります。 これだけ濃い豆腐だと水が抜けにくくなるので、ざるに乗せて1日寝かせてゆっくり水分を取ります。 |  | 
こだわりの具
| その後、具を入れて撹拌して形を作っていくわけです。 | 
浮かしあげ
| 次は、揚げる工程ですが、硬い生地を作ると機械で揚げていくことが出来るのですが生地が柔らかいので、機械では揚げることができません。 そこで、手で一つ一つひっくり替えして揚げていきます。 |  | 
| こうして作ったがんもどきは、焼いてもそのまま食べられますので、レンジでチンしてOKです。煮物やおでんもいいです。 |  | 
練り直し
| 通常のあげは、大きな生地を作りクシ刃でカットしていきますが、この方法ですと外側は固い皮になってしまいます。 |  | 
| 全体がやわらかく生地の厚みも分厚くできるので、これを浮かし揚げ製法で揚げるためジューシーな油揚げができます。 |  | 
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地元スーパーにて、対面販売をいたしております
| スズカ川北食品では、地元スーパーにて対面販売を実施しております。 |  | 
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